発色の仕方
チタンの色
チタンはその物の色が工業用材料と言う事もあり、そのままの色はほぼグレー色です。その色はあまり綺麗ではない色です。そのチタンを少しでも白く仕上げるには磨きの工程は職人さんの腕の見せ所です。磨きでその後の発色にも影響します。例えば、マットな磨きには艶無しの発色。鏡面な磨きには光沢のある発色になります。
チタンは色がデザインになるアクセサリーでもあるので、色を上手くデザインに生かすなら、もっと楽しめるアクセサリーになります。簡単に発色させるにはバーナーで焼きます。色は上手く使うと良くもなり、下手に使うと安物のおもちゃのようになります。その見極めはセンスを要する事になります。青の発色が一番きれいに出ますが、焼き方によればピンクやみどり、黄(ゴールド)も発色します。熱の伝わりによる発色なので、温度のムラが色のムラになり普通にはあまり無い不思議な色合いが出ます。
他の方法として、 陽極酸化 という電機的に発色させる方法もあり、これは製品を電解質液につけて、電気を流します。一定の色を電圧で出す為再現性もあり赤と黒以外は発色出来ます。最近ではチタンのグラスなどにも使われて冷たい金属色も色とりどりで楽しめます。